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拒絶理由を解消する鍵
前々回、審査官と面接することのメリットとして、

3.審査官の「本当の」心証を知ることができる

と書きました。

これは、審査官が拒絶理由通知書の中で、ウソや適当なことを書いているということではありません。念のため。

審査官が審査するのは、あくまで【特許請求の範囲】に記載された発明についてですし、拒絶理由を書くのが仕事ですから、出願を拒絶したからといって、本当のところどう思っているのかはわかりません。

ちなみに、明らかに特許にできる内容がある場合は、拒絶理由通知書中で〈補正の示唆〉という欄を設けて、どのように特許請求の範囲を補正すれば特許となるのか示してくれる場合があります。

これこそ、審査官の「本当の」心証であり、拒絶理由を解消する鍵となる部分だと思います。

このように、拒絶理由通知書に明記されていれば対応は楽ですが、明記されていない場合が多いので面接するわけです。

実際、審査官と面接してみると、

「おっしゃる△△は理解できるのですが、やはりこれは特許にできません。例えば○○という構造だったら別なんですけどね。●●ですから。」などと言われることがあります。

このような場合、その審査官にとって拒絶理由を解消する鍵となる部分は、出願人側の主張である△△でなく、○○や●●ということになります。

そうであれば、○○や●●の内容で反論すればよいし、別に○○や●●の内容そのものでなくとも、これらと同様の理論構成で反論すれば、拒絶理由は解消することになります。

また、「申し訳ないですけど、この出願書類のどこにも特許になるようなこと書いてませんよ。」などと、ハッキリ言われたこともあります(笑)

これも、審査官の「本当の」心証でしょう(笑)

このような場合は、何をしても無駄…とまでは言いませんが、審査官が変わらない限り、拒絶理由が解消する可能性は殆どないでしょう。

こうなると、審査段階で下手に権利範囲を狭めるよりは、拒絶査定後に審判請求して今度は審判官と面接を行うのが得策かと思います。

これはこれで、選択肢が絞れるわけですから、面接した意味がありますよね。
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